ポスター制作背景

震災から3カ月。
地元陸前高田をはじめとするケセン地方の報道はどんどん減る一方、復旧・復興は停滞しています。
そして、6/10には、仮設への食糧配給は打ち切られました。

未だガレキが残る中、水道がまだのとこもある中、将来の方針は見いだせず、
衣食住の不安と将来への不安を同時に感じている。
それが、今の現状です。

以前よりあからさまに報道が減ってきていることも受け、
地元の仲間は不安や心細さが強まっているんじゃないかな。

そして地元を離れている私達は、それぞれの生活を抱え、頻繁に帰ることもできない。
歯がゆい。
想っていて、それぞれが出来ることを精いっぱいしているけれど、上手く伝えられない。

Twitterを見る中で、地元にいるジレンマ、離れているが故のジレンマがあることが見えてきました。
私自身もそう。
本当は実家に帰って手伝いをしてあげたいけれど、〆切りのある仕事をしていて中々頻繁に長い期間休んで帰ることもできない。。

それでも同じ場所の出身者です。

なんとかお互いに想っていることを少しでも届けられないかな。

まてよ、ポスター作って地元に貼ってもらえる方法あれば、良くないか?
写真と名前が載ったポスターを見たら「あれ?これって近所の○○ちゃん?あっちで元気に頑張ってるね。こっちのこと忘れてないんだね」って嬉しくないかな?

そう思って、ポスター作ろうと思いました。
作るにあたって考えたことは、下記のこと。

・離れていても故郷はずっと一緒。だから「一緒に歩んでいる」というコピーにしよう。
 (一緒に歩いて、これからも歩き続けるのです)
・もう十分頑張ってるんだもの。頑張ろうは入れない。
・できれば地元にこそ早く伝えたいので、誰でもダウンロードして手軽にプリントできる
 形式(A4)、デザインにしよう。
・地元の方が「営業再開」など、書きこめるスペースを作ろう。
・できれば、地元の方も写ってもらって、地元版・出身者版の対を作ろう。
・妄想だけど、いずれ枚数が増えて、資金に協力してくれる人が現れたら地元の印刷屋
 さんでポスター化して、地元で販売してもらいたい。

コピーやなんとなくのデザインを頭の中で固めて、ちょうど震災から3カ月目の6月11日、
地元出身の有志で集まる機会を得られたので、早速このポスターについて説明したところ、みんな「やろうやろう」と賛同してくれ、写真撮影も快く応じてくれました。

節目と言われる3カ月目の6月11日だからこそ、私達は地元のことを
絶対に忘れるわけがない、想ってるということを形にしてきちんと伝えたかったのです。

私自身は、カメラマンでもないしデザイナーでもない。
ただ、昔宣伝や広報の仕事してたので、少し原稿書いたり何か作れるだけです。

それでも、何か出来ることならば今すぐしたかったので、突貫ですがその場で撮影し、急いで作って、無理やり11日に、Twitter上でアップすることが出来ました。

早速反響があって、直にメールを頂いたり、店舗に貼ってくださったり、拡散いただいたり、撮影協力に応じると挙手していただいたり、様々なメッセージをいただきました。

最初は小さなところから始めましたが、共感して協力していただける方がいて形に出来、
さらに少しずつ大きく拡がっています。

微力だけど、仕事の合間だけど、想っている人をどんどん撮影して続けていくつもりです。

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